荻島宏之の経営コラム

「そもそも論は大事だけど・・・」

開業したばかりの税理士の方向けにセミナーを行う事になりました。
以前にも何度かセミナーは行なっていたのですが、今回のテーマは「顧客獲得」です。

税理士に限らず、どんな仕事であっても顧客がいなければビジネスになりません。
その仕事が生み出すものに価値を認め、お金を払ってその価値を手に入れようとしてくれる
顧客を獲得することはいつでも考えさせられるテーマです。
特に、これから起業する、独立するという方にとっては
最重要テーマと言っても良いでしょう。

セミナーを行う際には、話す項目や流れを考えるのですが、
今回は流れをどうするかを迷ってしまっています。
大きな項目としては、
  ①そもそも論
  ②具体的手法の2つに分けられます。
これをどちらを先に話すかが悩みどころ。

「①そもそも論」は、手法を考える前に「どんな顧客に」「どんな価値」を提供するかが
そもそも考えられていますか?というお話です。
そもそも自分はどのような事をしようと思っているのかをまずは明確にしましょう。
明確にする事で、顧客獲得のためにとるべき戦略や具体的な手法も変わってくるし、
獲得の確度も高まってくる、という趣旨です。

「②具体的手法」は、どのような獲得ルートを作るか、広告は?、
パンフレット等のツールは?、などの手法の話です。

私の好みとしては、①そもそも論→②具体的手法なのですが、
一緒にこのセミナーを企画している方から「②具体的手法」を
先にすることも良いかもしれない、という意見を頂きました。

そのセミナーに参加される方にとっては、そもそも論を聞いてみても
イメージが湧かない可能性がある。
具体的手法でイメージを持ってもらってから「それを考えるにあたり」という流れで
そもそも論を説明した方が
頭に入ってくるのではないか?ということです。

確かに「相手の立場」に立って考えるとそうかもしれない、と思いました。
自分が好きで話したい事が優位に来てしまい、今回のセミナーの顧客である
参加者の立場に立てていなかったと、反省です。

とはいえ、改めて参加者の立場に立った時にどちらが良いかはまだ悩み途中なのです。
セミナー参加者にどんな価値を提供するのか、そもそも論がやっぱり大事だなーと
思ってしまうが、大事な事をわかるためには自分のこだわりを横に置いといて・・とか、

GW中には決めておきたい、ですね

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