荻島宏之の経営コラム

「笑って許す」

4月1日と言えば「エイプリルフール」。
嘘をついても良い日、との事ですがその起源は全く不明で諸説あるようです。
先日、子供が見ていたアニメでもエイプリルフールが題材とされていました。

見ていたアニメはみんな大好き「ドラえもん」です。

主人公であるのび太くんは、将来の結婚相手である
しずかちゃんのパパに「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことが出来る」と言わしめるほどの青年となるのですが、
小学生時代ののび太くんを見ると、どうもイタズラ心がかなりあったようです。

イタズラ大好きのび太くんは、エイプリルフールにかこつけて
ドラえもんから調達した道具で嘘をつきまくります。
その道具の効果で嘘をつかれた人は、その嘘を信じ切ってしまって大混乱を引き起こす、というお話です。

のび太くんは、かなり愉快そうにその状況を楽しんでおりました。
いつもは意地悪なスネ夫も「家が火事だ!!」というのび太の嘘を信じて家中の家財道具を一生懸命運び出し、
出てもいない火消し活動にてんてこ舞いです。

ついに、かなり愉快そうにその状況を楽しんでいたのび太くんにも天罰が下る時がきました。

裏山で一休みをしていたのび太くんの元に、ドラえもんとしずかちゃんが駆けつけます。
「大変だー、隕石が地球に落下してくるぞーー!!!」
二人はのび太くんに血相を変えて叫びました。
実は、隕石が落ちてくるというのはのび太くんがついた嘘の一つなのです。
のび太くんは「それは僕の嘘だから大丈夫だよー」と呑気に言いましたが、
ドラちゃんの背後には巨大隕石が迫ってきていました。

それを見たのび太くん、
「もう嘘はつきませ〜〜ん(泣)ごめんなさ〜〜い(泣)」
と膝をつき泣き崩れます。

すると、
「だいぶ懲りたようだし、反省しているようだから許してやるか」
ドラえもん、しずかちゃん、隕石に見せた巨大なボールを操縦していたスネ夫が笑っていました・・・。

と、ドラえもんのあらすじ紹介をしてしまいましたが、とても良いシーンだと感じ入りました。

・素直に自分が行ったことを反省して謝るのび太。
・「いたずら心」からの行動だと分かっていて、懲らしめはするが笑って許してあげる友達

どんな出来心でもやってはいけない事はあるのですが、許せる事であれば許す。
謝る事は謝る気持ち。

大人こそ学びたいな〜と思った次第です。

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