荻島宏之の経営コラム

限界突破!

先日、起業家などの人材育成に長年携わっている方から面白い話を聞きました。

サッカークラブの代表になり、クラブの運営や試合を采配しつつ世界最強クラブを目指すというゲームがあるそうです。
そのゲームの要素に選手の育成があるようなのですが、その育成が大きく2種類あるというお話です。

私もやった事も見た事もないので、全くの想像ですが、おそらく選手ごとに強さのパラメーターがあり、
トレーニングなどをするとそこが強化されて選手が成長していく、というのが基本的な育成なのだと思います。
あとは「技(キックとか?)」の習得でしょうか。
これらの育成を何人かいるコーチに依頼するそうです。

で、面白いのが、あるコーチに育成を依頼すると全くどのパラメーターもレベルアップしていないし技も覚えて来ないとのこと。
しかし、パラメーターの上限値がアップして帰ってくる、という事なのです。

通常のコーチは、
「上限100で現在は40を60に引き上げる」
という事をします。

しかし、その「あるコーチ」は
「上限100で現在は40を40のままだけど、上限を120にする」
という事をするということです。

正に「限界突破」です!

どちらのコーチが良い悪いという事ではありませんが、全く役割は違いますね。
限界突破コーチがいったいどんな事をしたのかは定かではありませんが、
某有名漫画のように瀕死の状態から回復する事で限界突破を図ったのではないことは間違いなさそうです。

いわゆる「思い込み」や「メンタルブロック」というものを外すという事が関係していそうです。

ゲームの中の世界ではありますが、このシステムは実に良く考えられていると感激しました。
現実の世界でも、どれだけ知識やスキルを習得してもどこかで限界がきてしまいます。
(そもそも、知識やスキルの習得すら関心が薄い事もあるかもしれませんが・・。)

経営者は比較的「限界」を設定しない人が多そうなイメージではありますが、
実は無意識に限界設定をしてしまっている事も以外にあるんじゃないかと思っています。
それがちょっとした「思い込み」による事だとしたら非常に勿体無い事です。

そんな中小企業経営者の自分を制約するような「思い込み」を外して、限界突破をするきっかけを作りたいなと現在企画中です!

自分自身も振り返れば、思い込みが多すぎるのかな〜〜と、限界突破をすべく奮闘している今日この頃です。

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