荻島宏之の経営コラム

3年後のある1日

新入社員の研修準備のため昔の資料を漁っていると、私が20年前に書いた作文が出てきました。

題名は「3年後のある1日」です。

新社会人として受けた研修では、
 ・「自分にとって仕事とは何か」
 ・「学生と社会人の違い」
 ・「本番の人生、準備の人生」
などなどのテーマを取り扱って頂きました。
その研修の最後の締めくくりとして書いたものが先ほどの作文です。

将来の自分の姿を具体的に描く=鮮明にする事で、これから何に取り組んでいけばが良いかが明確になり、
その実現可能性が高くなる、という趣旨でした。

改めて読み直してみると、何と言いますか、小学生の作文みたいで「社会人1年生にしてもひどない〜」というものでした。
社内で回覧したところ皆さん期待通り笑って喜んでもらえたので良しとします。

とはいえ、書いてある中身自体は3年後とはいきませんでしたが、結果としては全て実現したように思います。

経営者となって考えると、これは会社のビジョンを描いたり経営計画を作る事と同じ事なんだな、と気づきます。

先ほど書いた「今やる事が鮮明になる」という事はもちろんですが、自分自身に対する決意表明、という点も大きいのでしょう。

ただ大きく違う点もあります。

20年前に書いた「3年後のある1日」という作文は、あくまでも自分一人の世界の中での話でした。
会社を経営するという事は自分一人の世界での話ではありません。
社員やお客様、協業してくれるパートナー等々、多くの人の力を借りていく必要があります。
一緒に実現していく世界を描くことが大きく違います。

 「start-withの◯◯年後のある1日」

今度書いてみようかな、と思いました。
文章力は小学生レベルから進歩してないでしょう(笑)

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