ここのところ「教養」という言葉を色々な場面で見聞きします。
そもそも「教養」とは何か?
なぜ今「教養」に注目が集まっているのか?
についてはジックリ考えてみる必要がありそうですが、ライフネット生命を創業された出口治明さんは「教養を身につける事によって、将来の可能性が広がる。選択肢が広がるじゃ無いですか」というような事を仰られていました。
これだけ「AIで仕事が無くなる」「人はどのように生きていくべきか」といったテーマをどこでも目にするようになると「とにかく不安」という人も増えているように思います。不安だけど何をやったら良いのかわからない、という時期には教養や古典のようなものが注目を浴びるのかもしれません。個人的にはまたドラッカーがくるような気がします。
さて、今回のオススメ本は伊藤穰一さんが共著された、「教養としてのテクノロジー」です。テクノロジーそのものの解説本ではありません。
- テクノロジーがどのように人に社会に影響を与えるのか?
- その影響を人はどう受け止め、どう生きていくのか?
というテーマについて、とても読みやすく話してくれています。
「教養として」というのは今時ネーミングではありますが、何かを考えるきっかけを得るのも本の役割で良いと思います。