Q:経理はどうすれば良いの?
A:経理に時間をさける人を雇えるか雇えないかで考え方が全く変わります。
◆起業時の経理
そもそも「経理」業務にはどのようなものがあるのかざっと並べてみます。
①売上管理(販売、納品、請求、入金管理、売掛管理)
②仕入管理(仕入、納品、請求、支払管理)
③在庫管理
④現金管理(現金出納帳)
⑤支払業務
⑥給与計算業務
⑦会計帳簿の作成
⑧税務上の各種手続き
⑨労務上の各種手続き
あぁ頭が痛くなる・・・方もいるかもしれません。
どのレベルでそれぞれの業務を行うかは別として、どれも会社を運営していくためにはどうしてもやらなければならない仕事になります。
ただこれらの業務は、経営者や起業家からみると「利益を新たに生み出さない」業務と考えられがちです。その為どうしても後回しになることも否めません。
さすがに業者等への支払いを遅らせることは無いでしょうが、その他のことがおざなりになっていきます・・・。
「経理」という言葉は「経営管理」の略だと言われています。
目先の利益は生み出さない業務かもしれませんが、会社の経営を管理するための基礎業務だと考え是非前向きに取り組んでいただければと思います。
経理周りがおざなりだと、だんだんと「自分の会社についての正しい事実」を知ることが出来なくなっていきます。
◆じゃあ、誰がやるのか?
そうは言っても起業したばかりの経営者に経理をばっちりやる時間的な余裕はありません。私たちもそのような経営者に経理業務に時間をかけてほしくないと思っています。
経理をやってくれる人材がいる会社あれば、問題ないですが
・経理の人を雇う余裕はない
・経理の人を雇うほどの事業規模でもない
という場合にはアウトソーシングも選択肢です。
恐らく、アウトソーシングすれば通常雇用するコストの半分以下で経理業務が出来ます。
起業時のエネルギーをどこに使うか。
限られた「時間」という資源を最大限に使うために経理業務の効率化を広く考えていただければと思います。