税金

フリマアプリでの売買、それは申告すべきもの?

インターネットを利用したネットショッピングは、総務省の平成27年版情報通信白書によれば、全世代平均

72.2%と身近な購入手段の一つといえます。

 特に最近、手軽さで利用が増加している、スマートフォンのアプリケーションを利用したオークション(以下、フリマアプリ)により、これまでのオークションサイトよりも多くの個人が出品し、お金を得ているようです。

 それでは、このような個人がフリマアプリで物を売った場合は、申告をすべきでしょうか?

 

◆個人が物を売って儲けたとき

 

 個人が物を売って儲けたときには、基本的に国税として「所得税」がかかります。ただし、日常生活で使用していた家具や什器、衣服や通勤用の自動車などを売った場合は、基本的に ’’生活用動産の譲渡’’として「所得税」はかかりません。しかし、それが貴金属や宝石などであり、かつ、1個あたりの売値が30万円を超える合には、’’譲渡所得’’として「所得税」がかかります。これらについて考えてみましょう。

 

〇ケース1

 サラリーマンが通勤用バックとして自ら使用していた

ブランドバックを売ったとき

 

 基本的には生活用動産の譲渡として、所得税はかかりません。ただし、そのブランドバッグが宝飾品として認められるもので、かつ、売値が30万円を超えたときには、”譲渡所得”として所得税がかかる可能性もあります。

 尚、このケースで所得税がかかったとしても、サラリーマンの場合には、給与所得や退職所得以外の所得金額の合計が年間20万円を超えない等、一定の場合には、所得税の確定申告をしなくてもよい制度があります。

 

〇ケース2

 主婦が日常生活で使用していたダイヤモンドのネックレス(チェーン部分はプラチナ)を売ったとき

 

 たとえ自ら使用していたとしても、売った物がダイヤモンドのネックレスですから、宝石・貴金属に該当し、

かつ、売値が30万円を超えていれば、”譲渡所得”として、所得税がかかります。この場合の譲渡所得は、総合課税の譲渡所得です。所得金額は、売値から取得費や譲渡費用を差し引いた上で、最高50万円まで控除してもらえます。その上、宝石を所有していた期間が5年を超えていれば、課税対象となるのはその半分です

 

〇ケース3

 個人事業主が日常生活で使用していた腕時計を売った時

 日常生活で使用していた腕時計は、基本的に生活用動産として所得税はかかりません。ただし、ケース1と同様に、その腕時計が宝飾品として認められる場合で、かつ、売値が30万円を超えた場合は、”譲渡所得”として所得税がかかる可能性も考えられます。この場合、ケース3は、個人事業主であるため、ケース1とは違い、確定申告をしなくてもよい制度はありません。

 なお、個人事業主が取得価額10万円未満の事業用減価償却資産を売った場合、所得の種類は譲渡ではなく、事業所得又は雑所得となります。申告漏れのないようにご注意ください。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。